Ryze Tech Telloをレビュー|機能満載の高性能トイドローン

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Telloレビューアイキャッチ

Ryze Tech Telloは世界シェアNo.1ドローンメーカーDJI社のフライトコントローラー技術がつかわれている、高性能なトイドローンです。

ドロスタでもドローンスクールやワークショップでは必ず登場するトイドローンで、ドローンの基本を学ぶこともできるし、姿勢制御システムにビジョンセンサーが使われているのでロボティクスのトレンドを体感することができます。

この記事ではRyze Tech Telloのスペックや特徴について解説していきます。

この記事でわかること

Ryze Tech Telloは高性能でおすすめのトイドローンですが、他のトイドローンと比較してみたい方は下記の記事で詳しく解説しているので是非ご覧になってください。

【操作が上手くなる】室内練習できるおすすめトイドローンと選び方

目次

Ryze Tech Telloのスペック

TELLO
スクロールできます
重量80g
サイズ98×92.5×41 mm
飛行時間13分
最大飛行距離100m
FOV(カメラ画角)82.6°
写真5MP(2592×1936)
動画HD720p30
MP4
バッテリー容量・電圧1100mAh
3.8V

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Ryze Tech Telloの各部名称

Tello上側
Tello下側
  • プロペラガード
  • モーター
  • プロペラ
  • アンテナ
  • ビジョンポジショニングシステム
Tello前側
Tello後側
  • カメラ
  • 機体ステータスインジケーター
  • フライトバッテリースロット
Tello右側
Tello左側
  • 電源ボタン
  • マイクロUSBポート
Telloバッテリー
Telloバッテリー詳細

Ryze Tech Telloの別売オプション

Telloバッテリー充電ハブ

Telloバッテリー充電器
Telloバッテリー充電器電源接続

Telloフライトバッテリーは通常だと本体に装着した状態で、本体のマイクロUSBをUSB充電器に接続して充電します。

充電時間は1個で約1時間30分かかります。

Ryze Tech Telloの飛行時間はホバリングだけで約10分なので、1時間しっかり操縦練習をするには最低でも3本〜4本のTelloフライトバッテリー必要です。本体充電は時間がかかりすぎるし、Tello本体が必要になるので充電中は練習ができません。

この充電問題の解決には、Telloバッテリー充電ハブがおすすめです。

Telloバッテリー充電ハブは、Telloフライトバッテリーを3個まで同時にセットすることができ、バッテリー残量の高いものから順番に充電します。充電時間は3個で約2時間です。

  • 対応バッテリーモデル:GB1-1100mAh-3.8V
  • 動作温度範囲:5°C~45°C)
  • 入力電圧:5 V
  • 入力電流:3 A(最大)
  • 重量:29 g
  • 充電時間*(バッテリー3個):約2時間
  • * 充電時間は、CEマークの付いたUSBアダプター(5 V/2 A)を使用したラボ環境での試験での測定値で、参考値になります

コントローラー「GameSir T1d Controller」

Telloコントローラー1
Telloコントローラー2
Telloコントローラー4
Telloコントローラー6

Ryze Tech Telloは純正物理コントローラーがありません。スマホアプリの「Telloアプリ」で操縦します。

Telloアプリのバーチャルジョイスティックで操縦しますが、ドローンの操縦練習には不向きです。

TelloアプリはサードパーティーのコントローラーをBluetoothで接続できる機能があるので、操縦練習にはコントローラーを使用しましょう。

おすすめのコントローラーはGameSir T1d Controllerです。GameSirは世界的なゲーム周辺機器ブランドでコントローラーのクオリティは最高です。

GameSir T1d Controllerは手に馴染むグリップ感とちょうどいいサイズ感がおすすめのポイントです。

プロペラガード 「Cynova プロペラガード」

Telloプロペラガード
Telloプロペラガード3
Telloプロペラガード2
Telloプロペラガード4

Ryze Tech Telloは標準でプロペラガードが付属していますが、上側からプロペラが触れる形状になっています。

トイドローン体験会など操縦に慣れていない方が誤操作したときに、プロペラで怪我をすることを避けたいのでプロペラガードはCynova プロペラガードをおすすめします。

全方向ガードで衝突時の安全性も向上します。形状もRyze Tech Telloのサイズにあわせて作られているので、見た目もかっこいいです。

Ryze Tech Telloの特徴

手動フライトの飛行速度

Ryze Tech Telloには、2つの飛行速度があります。

  • 低速(デフォルト):最大傾斜角度は9度、最大速度は14.4km/h
  • 高速:最大傾斜角度は25度、最大速度は28.8km/h

手動フライトでは、ビジョンポジショニングシステムを利用して自動で安定的に飛行させます。

特定の状況ではビジョンポジショニングシステムが利用できなくなり、自動的に姿勢モード(ATTIモード)に切り替わります。

Ryze Tech Telloで練習するときの注意点

住宅などの室内ではスピードが出ると避けられず危険なので低速モードをおすすめします。

高速モードは体育館などの広いスペースで人や壁にぶつからない操作ができる時だけ選択してください。

練習は慎重に

機体ステータスインジゲーター

Telloカメラアップ
機体ステータスインジケーター4色

Ryze Tech Telloの機体ステータスインジケーターは、機体のフライトコントロールシステムおよびフライトバッテリーのステータスを示します。

機体ステータスインジケーターは機首のカメラ横にあるので、飛行中はLEDの色を必ず確認してください。

特に警告の状態を示すになったらすぐに着陸してください。

スクロールできます
パターン機体の状態
通常の状態

赤/緑/黄/
を交互に
点滅電源がオンになり、自己診断テストが実行

定期的に2回点滅ビジョンポジショニングシステムがアクティブ
ゆっくり点滅ビジョンポジショニングシステムがは利用不可、機体は姿勢モード
充電中の状態
点滅充電完了
ゆっくり点滅充電中
すばやく点滅充電エラー
警告の状態
すばやく点滅送信機信号消失
ゆっくり点滅ローバッテリー
すばやく点滅極度のローバッテリー
点滅重大なエラー

ビジョンポジショニングシステム

Telloビジョンポジショニングシステム
Telloビジョンセンサー

Ryze Tech Telloの一番の特徴はビジョンポジショニングシステムです。

ビジョンポジショニングシステムで機体は現在の位置を維持できます。その場で正確にホバリングできるようになり、室内や無風環境の屋外で飛行することが可能になります。

ビジョンポジショニングシステムは機体の電源がオンになると自動的に作動します。ビジョンポジショニングシステムは、機体が高度0.3〜10mにある場合にのみ有効で、高度0.3〜6mで最も有効に作動します。

ビジョンポジショニングシステムが利用できなくなると、機体は自動的に姿勢モード(ATTIモード)に切り替わります。姿勢モードでは、機体は自動的に位置調整できないので下記のような状況では、姿勢モードになるおそれがあるので、機体を慎重に操作してください。

姿勢モード(ATTIモード)の操縦はむずかしいけど、プロのドローンパイロットには必須の操縦技術です。

ビジョンポジショニングシステムが利用できない環境
  • 高度0.5m未満を高速で飛行させる場合。
  • モノクロ(黒一色、白一色、赤一色、緑一色など1つの色だけ)の地表面の上空を飛行させる場合
  • 反射率が高い地表面上を飛行させる場合。
  • 水面または透明な地表の上空を飛行させる場合。
  • 動く面または物体の上空を飛行させる場合。
  • 照明が頻繁または急激に変化するエリアを飛行させる場合。
  • 非常に暗い(10ルクス未満)地表や非常に明るい(10,000ルクス超え)地表の上空を飛行させる場合、または明るい光源(日光など)に向かって飛行させる場合。
  • 高度1m以下を18km/hを超える速度で飛行させる場合。

Telloアプリの設定方法

Ryze Tech TelloはTelloアプリという専用アプリで操縦や飛行設定をします。下記の動画で設定方法を解説していますので是非ご覧ください。

上記の動画では下記の内容を解説しています。

  • Telloアプリの設定方法
  • GameSir T1d Controllerの接続方法
  • 飛行時間の計測

Telloアプリの設定方法

Telloセット

【準備するもの】

Ryze Tech Tello
Telloフライトバッテリー
スマホ(iPhone、SIMフリーでもOK)
GameSir T1d Controller

Telloバッテリー装着

Ryze Tech Tello本体の後側にTelloフライトバッテリーを挿入します。

Tello-LED

本体右側にある電源ボタンを押し電源オンにします。本体正面の機体ステータスインジケーターの点滅を確認します。

Tello-wifi

スマホのWi-Fi設定で、Ryze Tech Telloと接続します。

動画では「TELLO-AC114A」と接続しています。

TelloアプリON

インストール済みのTelloアプリを起動します。

Tello-接続確認

Telloアプリのカメラビュー画面が立ち上がるので、Ryze Tech Tello本体を動かし、カメラビューの画面も変化するか確認します。

GameSir T1d Controllerの接続方法

コントローラーON

GameSir T1d Controllerの電源をオンにします。

コントローラーON2

TelloアプリのBluetooth設定からGameSir T1d Controllerを接続します。

スマホ装着

GameSir T1d Controllerのスマホホルダーにスマホを装着します。

アプリ設定完了

設定が完了し、Ryze Tech TelloGameSir T1d Controllerで操縦できるようになりました。

Telloアプリのフライトモード

Ryze Tech Telloの飛行時間計測

Tello飛行テスト

無風の会議室で飛行時間の計測をおこないました。

Tello飛行テスト結果

【計測結果】

Ryze Tech Telloの飛行時間は

10分35秒

でした。

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Ryze Tech Telloのレビューまとめ

スクロールできます
重量80g
サイズ98×92.5×41 mm
飛行時間(メーカー発表)13分
飛行時間(ドロスタ計測)10分35秒
最大飛行距離100m
FOV(カメラ画角)82.6°
写真5MP(2592×1936)
動画HD720p30
MP4
バッテリー容量・電圧1100mAh
3.8V

この記事ではRyze Tech Telloのスペックや特徴を紹介しました。

飛行時間は10分以上、ビジョンポジショニングシステムをつかった姿勢制御技術などトイドローンの中でもトップの性能があります。はじめの1台としておすすめできますし、機能が満載で長い期間操縦をを楽しめるのもポイントになっています。

メリット
デメリット
  • 飛行時間が10分以上
  • ビジョンセンサーの姿勢制御
  • GameSirコントローラー対応
  • コントローラーが別売
  • 充電ハブが別売
  • 付属バッテリーが1個だけ

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この記事を書いた人

ドローンパイロット、2014年からドローン空撮をスタート、現在は物流・点検・測量のドローンパイロット、スクール講師、コンサルティングをしています。

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